その1」の続きです。

付属のフラットクラプトンっぽいコイルの話から。

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左がSERPENT RDTAに付属のコイル、右が「一般的な26G+32Gのクラプトン」です。

外側のワイヤーがやたら細いのがお分かり頂けるでしょうか?( ̄▽ ̄;)


ちなみにフラットクラプトンのワイヤーは国内ではあまり出回ってないのです。

一応、プロミストで取り扱っていますが、外側32Gって書いてあるのでSERPENT RDTAに付属の物と比べるとちょっと太いかも?

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まぁ、他のワイヤーでもビルドできるので、手に入る物とか好みの物を使えばいいと思います。

海外のショップも見てみたのですが、フラットクラプトンはあまりなく、もっとイカツイ感じの物ばかりだったので・・・。


それと、これ太くて固いので、ちょっと100均のニッパーでは厳しい感じがします。

↓100均のニッパーの先で切ろうとしても、跡しか付かなかった写真
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結構使ったから切れ味落ちてるのもあるだろうし、根元の方なら切れない事もないですが・・・。

できれば、ある程度のニッパーがあった方が良いと思います。

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もしくは、コイルの端を試しに切ってみて厳しいなと思ったら、とりあえずは普通のワイヤーでビルドするとか。


抵抗値は0.4Ω前後みたいです。

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ちなみにコイルの内径は3mmと3.5mmの間くらいです。3mmで巻いたけど少し戻ったくらいな感じです。

写真はオームメーターで焼き入れしていますが、テクニカルMODで20Wぐらいから少しずつホットスポット除去をした方がいいと思います。

結構、最初は極端なホットスポットの出方をするので、低いワット数から徐々に上げつつじっくりやった方がいいと思います。

バッテリー電圧固定のMODやメカニカルMODだと、部分的に一気に赤熱化・・・というよりオレンジとか黄色になって「ちょ、おま!」ってなると思います。


ついでにコットンワークの話。

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また好みの話になると思うんですけど、あんまり詰めすぎるとドライヒットまでは行かなくても、コットン乾き気味で味薄いみたいな感じになったので・・・。

コットンの乾き具合を見ながら少し練習は必要だと思います。3~5回くらいビルドすれば丁度いい詰め具合が分かると思います。

上の写真のはちょっと多いかなと思いました。その後、もう少し減らしたらイイ感じになりました。


リキッドはデッキの横の穴から入れます。ゴムみたいな物がハマっています。

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リキッドを入れる穴の反対側にエアホールがあります。

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エアホールから入った空気はデッキ中央の穴から出て来ます。

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ここがまた凝ってます。穴の底はコンタクトピンで塞がる部分です。

側面に穴が開いているのがお分かり頂けるでしょうか?

どうも、こうなってるっぽいんですよね。(前方後円墳じゃないよ。)

blog_serpent_rdta_01

たぶん、空気の流れがエアホール側に偏るのを抑制する効果とかがあるんだと思いますが、どの程度の効果があるのかは・・・( ̄▽ ̄;)


デッキの裏側はこんな感じです。

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真ん中はコンタクトピン用のネジで、外側はタンク部分を固定する為のネジになっています。

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タンク部分は特に説明する事がないので省略です。ちなみに容量はシリマーの実測だと3mlみたいですね。無理すればもう少し入りそう。

追記:タンク容量の公称値は2.5mlだそうです。(Wotofo公式より)


接続部分は510規格で、コンタクトピンは結構出っ張ってると思います。

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・・・なのでハイブリッド接続のMODでも使えそうな感じがしますが、箱の裏に「ハイブリッドメカニカルMODでは使わないで下さい」と書かれているので使わないで下さい。

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コンタクトピンは金メッキっぽい感じになってます。デッキを固定する為の物のようなので、調整は出来ないと思った方がいいと思います。

漏れとか:

ビルドとかコットンの詰め具合にもよると思うのですが、基本的には漏れなそうな感じがします。

逆さまにしたりリキッドを入れる穴を下にして、それぞれ1時間程置いてみましたが特に漏れ無かったです。

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トップキャップの内部で結露してる時に付け外しをすると少しリキッドがハミ出ますが多くのRDAやRDTAもそうなるだろうし、タンクがある分トップキャップを外す回数は減るので・・・そこはしょうがないかなー。

吸った感じとか:

十分な味の出方とミスト量だと思います。

とは言うものの、やっぱりバランス型というかフレーバーチェイサーと言いつつもサブオーム前提のミスト量を維持しつつって感じだと思います。

コイルの横にクランプ部分が来るので空気が横に逃げず、コイルに空気がしっかり当たってるなって感じがします。

ワット数を上げるとやっぱり風味が飛び気味な感じもしますが、立ち上がりが少し悪くなるけどワット数を下げるか、細めのワイヤーでビルドしたりするといいかもしれないです。

ただ、それをやっちゃうとフラットクラプトンとかクランプタイプのデッキの意味が・・・みたいになってしまうので、爆煙も楽しみつつみたいな感じがいいかなと思います。

個人的にはクッキーとかケーキ系のリキッドで爆煙すると、口一杯に頬張ってるみたいでイイ感じです。

高温で飛ばないような味というか甘さ的な物はワット数が高めでもかなり出ていると思います。リキッドや人によっては濃すぎるとかクドイと感じるくらいに。

ミスト量も多いと思いますが、そこはフラットクラプトンのコイルをデュアルで組めるような物には劣っちゃうと思うんですよね。やっぱりバランス型だと思います。

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フラットクラプトンについては良いとは思うけれど、目隠しして吸ったら普通のクラプトンと違いが分からないかも。


ドローはエアホール全開だと結構スカスカですね。

思いの外、エアフローの調整が良く効きます。全閉だとほぼ吸えないし、微調整も効きます。

RDTAを使ってみての感想とか:

「RDTAって必要か?」みたいに少し斜に構えていたのですが、「RDTAもアリだな」という感じにはなりました。


ただし、RTAに慣れてて特に不満が無いなら、どうしても必要なモノではないかなーっていう気もします。

たぶん、これRDTAから入ってたら逆に「RTAって必要か?」みたいになってたと思います。

さらにBFから入ってたら「RTAとかRDTAって必要か?」(省略)


多少の違いはあっても、やる事は大差ないですからね( ̄▽ ̄;)

極論、RTA・RDTA・BFの括りは無視して見た目の好みで選んでもいいと思います。


その上でRDTAのメリットを考えると・・・

・RDA的な使い方もできる(違うリキッドをチョイ足しとか)
・RDAよりはリキッドをドリップする回数が減るので楽
・RTAと違って立てて置いておけば漏れない(気温の変化も含めて)
・RTAと違って供給不足ならドリップしちゃう事も可能
・RTAと違ってビルドの難易度が低い、修正も楽
・BFと違って特殊なMODを必要としない
・BFと違ってリキッドを出し過ぎて漏れるとかが無い
・BFと違って洗い易く衛生的

とかですかね。

既にRDTA以外のモノを使ってる人にはあまりメリットが無い気がするのですが、これからRBAを始めようって言う人には意外とメリット多いのかも?


デメリットはなんだろう?

・RDA(BF含む)と比べたら背が高い
・BFと比べたらタンク容量が少ない

とか?

考えれば無くはないですね。ケースバイケースとか、好みかなぁ。

ビルドの難易度も結果的に低い気がするし、ちゃんとビルドできていて横にしても漏れなければ使い勝手もほぼほぼRTAと変わらない気がします。

マニュアル車とオートマ車みたいな感じで、将来的にRDTAが主流になって他(特にRTA)が駆逐されて下火になる可能性もあるんじゃないかなーとか、少し思いました。

まとめ:

個人的には結構良いアトマイザーだと思います。

全体的な性能は平均以上だと思うし、値段も手頃だし、デザインがとっても好みなんですよね。

初心者にもオススメ出来ると思いますよ。

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えーと、そこの初心者とは言い難い状態になりつつある人は・・・。

ちょっと経てば海外のショップにも入荷するだろうし、そうすればもう少し安くなるんじゃないですかね。

ちょっと経てばまた新しい新製品(重複表現)が出るだろうし。


ゲームチェンジャー(死語?)とかパラダイムシフトとか、そういう物では無いと思います。

どちらかと言えば、「今までにあったモノのいいとこ取り」&「ちょっとした工夫も色々入れてみた」って印象です。

なので今すぐ乗り換えるべきとか、そういう感じではないですね。

いや、新しい物を買ったり試すのは楽しいし、性能もデザインも完成度も良いと思いますけどね(ぇ

ちなみにオフィスエッジの店長の感想はこんな感じらしいですよ。


追記:チラッ。



箱とか付属品の説明があるので、もう少しだけ続きます。

→「Wotofo SERPENT RDTAレビューその3


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