前回の記事「Evolv DNA75とは?その3(EScribeのメニューまわり編)」の続きです。

一応、EScribeのマニュアルも見ているのですが、ソフトの変更に対応していなかったりマニュアルに詳しい説明が無い部分もあるので、「おそらく、こういう事だろう」みたいな部分が所々あります。

デバイスモニターの出し方は「ツールバー→デバイスモニター」です。

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左側のチェックボックス部分にチェックすると、ライブビューに対応するグラフが描写されます。

何の役に立つかというと、上手く動作しているかの確認とかでしょうか。

・パフ中(通電中)に充電池の電圧が下がり過ぎていないか?
・温度管理時に電力、温度、現在の抵抗値がそれっぽく期待通りに変化しているか?

なんかをチェックするといいと思います。

1.バッテリーとパフ情報

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(1)パック

充電池の電圧が表示されます。

パフ中は電圧が下がるのが普通みたいですが、下がり過ぎると「その2(初期設定編)」でも書いた通り不安定になったりします。

(2)Level

充電池の電圧から計算された電池の残量の%表示です。

(3)電力

パフ中にのみ表示される、アトマイザーに掛かっているリアルタイムな電力です。

(4)電力設定

温度管理や可変電力時の設定電力です。

(5)温度

温度管理時のパフ中にのみ表示される、コイルの抵抗値から計算された温度です。

(6)温度設定

温度管理時に表示される設定温度です。

(7)電流

パフ中にのみ表示される、アトマイザーに掛かっているリアルタイムな電流です。

(8)電圧

パフ中にのみ表示される、アトマイザーに掛かっているリアルタイムな電圧です。

(9)冷間抵抗値

温度管理時は基準となる抵抗値、可変電力時のパフ中はリアルタイムな抵抗値のようです。

(10)現在の抵抗値

パフ中のリアルタイムな抵抗値のようです。

(11)基板温度

リアルタイムな基板温度です。

結局の所、電力を消費する物はなんでも発熱し、基板自体も熱くなります。

DNA75の基板には温度センサーがあり、パフ中に温度が上がる様子も観察できます。

ただこれ、基板の放熱が上手くいっているかの確認用だと思うので、ケースの出来を検証するなどでなければ見なくていいと思います。(要するにモッダー用)

(12)外気温度

外気温度なんだから外気温度なんだと思いますが、変化する様子を観察できませんでした。

2.ライブビュー

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グラフが表示されます。

2016/06/05のサービスパックの入ったバージョンのEScribeから、「横スクロールバーで履歴が遡れる」「マウスポインタのある部分のグラフの値が表示される」ようになりました。

3.統計

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パフボタンを離した後で更新されるので、グラフに表示できる意味は薄いです。

(1)リセット後と合計

「リセット後」は後述する「統計情報のリセット」ボタンでリセットできます。

「合計」は私の知る限りリセットできないようです。

(2)標準偏差(統計)

理系の人は説明不要なのかもしれないですが、私は理系ではないので・・・( ̄▽ ̄;)

例えば、5.0秒きっかりパフする人の時間の標準偏差は0.0秒です。

気分次第でパフする時間がまちまちの場合は0.0秒より大きくなります。

要するに、バラツキがあると標準偏差の値が大きくなるんです。

何の役に立つかはともかく、どういうものかは分かりましたか?( ̄▽ ̄;)

Wikipediaの標準偏差のページ
https://ja.wikipedia.org/wiki/標準偏差

何の役に立つのかはよく分かりません( ̄▽ ̄;;)


縦軸のパフ・温度保護・容量・電力・温度・時間は見た通りなので省略します。


(3)Temp. Peak

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これも2016/06/05~から追加された項目のようですが、「error」です。

チェックするとデバイスモニターの動作が重くなるので、そうなる人はチェックを外しておいた方がいいでしょう。

ここだけ日本語じゃないのも変だし、EScribeのバグじゃないかと思います。おそらくは最高温度が表示されるものと思われます。

4.右下のボタン類

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(1)記録

クリックするとファイルの保存先を聞かれ、保存すると「記録」ボタンが「Stop Recording」ボタンになり、このボタンをクリックするまでデータが保存されます。

ちなみに、「Stop Recording」ボタンをクリックすると「Record...」ボタンになり・・・って、バグかな?( ̄▽ ̄;)

保存されるデータの対象はチェックを入れているものです。形式はCSV(カンマ区切りのテキストファイル)です。

(2)グラフオプション

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[1]Appearance→Save Graph Screenshot...

ライブビューの画像をPNG形式で保存できます。

[2]Appearance→時間軸設定...

時間軸が設定できるのですが、感覚的にはグラフの流れる速度を変えられる感じです。

[3]Recording→Use Absolute Time

チェックボックスです。チェックをするとCSVファイルに出力されるデータに時間が追加されます。

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[4]Show Live Data

チェックボックスです。後述するCSVファイルのデータを開いて見た後、リアルタイムのデータを見たくなった場合にチェックします。

[5]CSV→Open Record Data...

CSVファイルのデータを開いて、ライブビューに表示します。

[6]CSV→Save Current Data...

ライブビューのデータをCSVファイルに保存します。

(3)グラフオプションの右のボタン

データの取得の一時停止と再開ができます。要するにグラフが流れるのを一時的に止められます。

(4)パフ...

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選択した秒数の間、パフされます。カスタムで任意の秒数も指定できます。

(5)電力設定...

電力の設定ができます。

(6)温度設定...

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[1]温度保護無効

設定温度が「OFF」になります。設定した電力を掛け続けた場合の温度変化が観察できます。

[2]温度設定...

温度設定ができます。

[3]開発→温度確認モード...

クリックするとメッセージボックスが出てきて「はい」を押すと、設定温度が「OFF」になります。

相変わらず温度の表示はパフ中のみです。

これで正しい動作なのか不明というか、バグっぽい気がします。

(7)診断

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[1]プロファイル設定...

プロファイルの設定(選択)ができます。

[2]Simulate Button Press

見ての通りです。

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[3]Disable USB Charging

USBの充電が無効になります。

[4]Enable USB Charging

USBの充電が有効になります。

[5]高度な設定→Issue Serial Command...

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その3(EScribeのメニューまわり編)」の(3)シリアルターミナルで触れたコマンドが実行できます。

[6]高度な設定→Run Script...

え、えーと・・・Python(プログラミング言語)で書いたスクリプトが実行できるらしいです・・・何の為に?( ̄▽ ̄;)

DNA200 ソフト&ファームウェア v1.0.39更新
http://denshitabaker.blogspot.jp/2016/02/dna200-v1039.html

WikipediaのPythonのページ
https://ja.wikipedia.org/wiki/Python

Pythonとか書けないのでスルーで( ̄▽ ̄;)

(8)統計情報のリセット

「3-(1)リセット後と合計」で触れたボタンです。下にリセット回数が表示されます。

5.ステータスバー

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(1)モード

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なんとなく、モードが表示されます。

(2)ボタン

押しているボタンが表示されます。

ただし、ボタンを押すと表示される訳ではなく、何秒か毎(5秒ぐらい毎?)に表示が更新されます。

ボタンを押していない状態は「無効」と表示されるようです。

(3)プロファイル

現在のプロファイルの番号が表示されます。

(4)バージョン

MODのサービスパック(≒ファームウェア)のバージョンが日付で表示されます。


→「Evolv DNA75とは?その5(EScribeの一般タブ編)


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